40代オタクが老後資金を考えるときに気をつけたい3つの罠|健康とお金、どちらも推し活の土台

こんにちは。40代独身オタク兼FP(ファイナンシャル・プランナー)の私、シュンキャンです。

「老後資金2000万円問題」が話題になってから、もうずいぶん経ちますね。
「老後なんてまだ先の話」と思っていたはずが、気づけば40代。ライブやイベントでの遠征、グッズ購入など、推し活費は年々かさんでいく一方。

長く健康に生きることは、長く推し活できるということ。
お金も健康も、どちらか一方が欠けると“推し活人生”は続けられません。

今回は、40代オタクが老後資金を考えるときに陥りがちな3つの罠について、FPとして、そして同じオタクとしてお話ししていきます。

⚠️ 罠①:「今を楽しむ」が「将来を諦める」にすり替わる

「今が幸せならそれでいい」――オタクとしては、その気持ち、痛いほどわかります。推しが活動している“今”はかけがえのない時間ですからね。

ただ、「今を楽しむ」ことと「将来を諦める」ことは別です。未来の自分もきっと推しを見続けたいはず。ならば、“今の推し活を守るために将来の推し活を犠牲にしない”バランスが大切です。

具体的には、推し活費の上限をルール化しておきましょう。たとえば「手取りの20%を推し活に使う」「年間の遠征は3回まで」など、自分なりの“推し活予算”を決めるだけでも支出の安定感が出ます。

FPの目線で言えば、老後資金は「未来の推し活を守るための投資」です。無理な節約ではなく、「未来の自分にチケット代を残しておく」くらいの感覚で考えてみてください。

⚠️ 罠②:「貯金=安心」と思い込む

銀行預金にお金を入れておけば安心――そう思いがちですが、実は“インフレ”という見えない敵がいます。物価が上がれば、同じお金でも買えるものは減ってしまう。つまり、ただ貯めるだけでは“実質的に減っている”可能性があるんです。

そこでおすすめなのが、老後専用の積立を始めること。つみたてNISAやiDeCo(イデコ)は、少額からでも始められるうえに税制優遇もあり、“未来の自分への推し活資金”として理想的な仕組みです。

「投資なんて怖い」と感じる方もいるかもしれませんが、毎月自動でコツコツ積み立てるスタイルなら、時間を味方につけられます。1日あたりコーヒー1杯分のお金でも、20年後には大きな安心感に変わります。

お金を“寝かせる”のではなく、“働かせる”。これが、未来の推し活を支える力になります。

⚠️ 罠③:「健康」と「お金」を別々に考える

老後資金の話になると、つい「貯金」や「年金」に意識が向きがちですが、実は見落とされがちなのが「健康」です。

どれだけお金があっても、体が動かなくなれば遠征もライブもできません。逆に、健康を維持できれば、多少お金が足りなくても“楽しむ力”は残ります。

医療費や介護費用も老後資金に含まれる支出ですが、健康管理をしておくことが“最大の節約”でもあります。

たとえば、

  • 年に一度の健康診断をサボらない
  • 推しのライブに向けて運動習慣をつける
  • 睡眠リズムを整えてメンタルを守る

こうした積み重ねが、「健康寿命=推し寿命」を延ばすことにつながります。

お金と健康は、どちらも“推し活を続けるための体力”。どちらか一方に偏らず、両方をバランスよく整えていきましょう。

まとめ

老後資金を考えることは、
「推し活をやめるため」ではなく「推し活を長く続けるため」の準備です。

そして、長く健康に生きることは、推しを見続けられる時間を増やすこと。今から少しずつ、未来の自分への“課金”を始めておきましょう。

70歳になっても、ライブ会場でペンライトを振れるように。未来の自分も笑顔でオタクを続けられるように。今できることを、ひとつずつ積み重ねていきましょう。

それでは今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう!

— シュンキャン

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