推し活にかける「月いくらまでが健全?」お金の線引きの仕方
こんにちは。40代独身オタク兼FP(ファイナンシャル・プランナー)のシュンキャンです。
推し活は人生を彩ってくれる大切な趣味ですが、気づけばお金がどんどん出ていって「これ、どこまで使っていいんだろう…」と不安になることはありませんか?本記事では、FP視点で無理なく楽しむための線引きを、月額に縛られすぎない考え方も含めて解説します。
推し活に使うお金、どこまでが健全?
まず大前提として、生活費や貯金を削ってまで推し活に使うのはNGです。あくまで「生活の安心」と「将来の備え」を確保した上で、その残りを趣味に回すのが健全なスタイル。
一般的な目安としては、手取り収入の10〜20%を趣味(推し活含む)に充てるのがちょうどいいと言われます。ただし、このパーセントはあくまで目安にすぎません(後述)。
「月単位」より「年単位」で考えよう
推し活はライブ・遠征・記念日などで支出の波が大きい趣味です。今月は0円でも、来月は周年イベントで7万円、ということは珍しくありません。
そこでおすすめは「年間の推し活予算」を決めること。月ごとのブレを許容しつつ、年トータルで着地させるイメージです。
年収600万円のケース(ざっくり手取り → 目安)
- 年収600万円の手取り(税金・社会保険料差し引き後):およそ450万円前後
- その10%を推し活に充当:年間 約45万円
| 項目 | ざっくり金額 | メモ |
|---|---|---|
| 年収 | 600万円 | 税込 |
| 手取り(概算) | 約450万円 | 税金・社保控除後 |
| 推し活枠(10%目安) | 年間 約45万円 | 月平均 約3.7万円 |
もちろん、イベント集中月はもっと使ってOK。その分、他の月で抑えて年間合計で調整します。
パーセントよりも大切なこと:「心地よくお金を使えているか」
「手取りの10〜20%」は便利な目安ですが、ライフスタイルや家庭事情で最適解は変わるもの。重要なのはパーセントではなく、自分が心地よくお金を使えているかです。
- 生活費を圧迫していないか(赤字化していないか)
- 緊急資金や将来の貯金がゼロになっていないか
- 支払うときに罪悪感や不安が少ない金額か
このバランスが取れていれば、10%に厳密に合わせる必要はありません。自分の「ちょうどいい」を更新し続けましょう。
お金の線引き3ステップ
- 生活費をまず確保(家賃・食費・光熱費など)
- 貯金や将来資金を先取り(緊急資金・老後資金など)
- 残りから年間の推し活予算を設定(例:年収600万円なら年間45万円を一つの目安)
予算を守るコツ(実務テク)
- 推し活専用の口座や家計簿アプリで見える化する
- グッズは「本当に欲しいものリスト」で優先順位を明確化
- 遠征費は毎月の積立で“イベント月”に備える
- 年間予算の残高を月末にチェックし、翌月の上限を調整
まとめ
- 目安は手取りの10〜20%だが、パーセントはあくまで目安。
- 月額に縛られず年単位で調整するのが現実的。
- 自分が心地よく使える金額かどうかを最重要視する。
お金の安心感があると、推し活はもっと楽しく続けられます。自分に合った線引きを見つけて、健全に推し活ライフを送りましょう。
それでは今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう!
— シュンキャン

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