グッズはどこまで買う?後悔しない“推し活マネー”の使い方
こんにちは。40代独身オタク兼FP(ファイナンシャル・プランナー)のシュンキャンです。
推しのグッズって、本当に魅力的ですよね。缶バッジ、アクリルスタンド、タオル、パンフレット…。気づけば「全部欲しい!」となってしまうのはオタクの性(さが)。発売告知を見た瞬間から「どうやって全部そろえよう?」と計算を始める人も多いのではないでしょうか。
ただ、そんなふうに夢中になれる一方で、後から振り返って「これは勢いで買ってしまったな…」「お金をかけすぎて他に回せなかった…」と後悔することもあります。実際、私自身も若い頃に散財して「もっと計画的に使えばよかった」と思った経験が何度もあります。
今回は、オタクとしての実体験とFPとしてのお金の視点をあわせて、グッズ購入で後悔しないための考え方を整理してみます。
グッズ購入でありがちな後悔
まずは「あるある」から。推しのグッズを買ったあとに、次のような後悔をした経験はありませんか?
- 似たようなグッズばかり増えてしまった
缶バッジやアクリルスタンドなど、デザイン違いが次々に出て「コンプリートしたい!」という気持ちで買い続けた結果、棚に収まりきらない…。 - 限定・受注生産に焦って買ったけど、実物を見たら微妙だった
SNSで「完売必至!」と盛り上がっていると、つい焦ってポチってしまう。でも届いてみると「思ったより使いどころがないな」と感じることも。 - グッズに予算を使いすぎて、チケットや遠征費に回せなくなった
本命のライブやイベントが発表されたときに「しまった、お金が足りない!」と焦ることがあります。 - 日常生活の出費を切り詰めざるを得なくなった
最悪のパターンはこれ。生活費を圧迫してまでグッズを買ってしまうと、推し活そのものを楽しめなくなってしまいます。
どれも私自身や、周りのオタク仲間で実際に聞いたことのあるエピソードです。
FP目線で考える「買う基準」
ここからは、私が実際に意識している「グッズ購入の基準」を紹介します。
① 予算を決める
まず大前提は、推し活費の予算を決めることです。私は「手取り収入の1割以内」を目安に推し活費を管理しています。その中で「チケット・遠征費」と「グッズ費」に振り分けるイメージです。
例)手取り月30万円 → 推し活費3万円
チケット・遠征:2万円 / グッズ:1万円
このようにざっくりでも枠を決めておくと、無理なく続けられます。
② 長期的に価値があるか?
買うときには「このグッズは長く楽しめるか」を考えます。毎日部屋で眺めて幸せになれるもの、普段使いできる実用品は満足度が高いです。逆に、押し入れに眠るだけのものは、買った直後はうれしくても後悔につながりやすいです。
③ 「買わなかったらそのお金をどう使うか?」
例えば、5,000円のグッズを買わなければ、その分で映画を2回観に行けるかもしれませんし、遠征費の足しになるかもしれません。「別の楽しみに使える」と思うと、冷静に判断できるようになります。
④ 限定品でも一晩置いて考える
「今しか買えない!」という心理は、冷静さを失わせます。ですが、本当に欲しいものなら一晩経っても欲しいと思えるはず。反対に、熱が冷めて「まあいいか」と思えるなら、それは不要だった証拠です。
自分なりのルールを持つ
グッズ購入は推し活の醍醐味のひとつですが、際限なく買ってしまうと資金もスペースもあっという間に限界が来ます。だからこそ、あらかじめ自分なりのルールを持つことが大切です。
私の場合は、
- 推し活費の上限を月ごとに設定する
- グッズよりチケットや遠征を優先する
- 「買ってよかった」と思えるものに絞る
この3つを意識しています。これをやるだけで「全部欲しい!」という衝動をある程度コントロールでき、後悔も減りました。
まとめ
グッズ購入はオタクにとって大切な楽しみです。ですが「全部欲しい!」と感情のままに買ってしまうと、後で後悔することもあります。
大切なのは――
- 推し活費の予算を決める
- 長く楽しめるものを選ぶ
- 別の使い道と比べて考える
- 焦らず一晩置いてから判断する
この4つを意識することです。推し活は長期戦。無理のない範囲で、心から「買ってよかった」と思えるグッズだけを迎えられるようにしましょう。
それでは今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう!
— シュンキャン
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