オタク趣味は浪費か?自己投資か?FPの視点で考えてみた

こんにちは。アニメ・ゲーム大好きな、40代独身オタク兼FP(ファイナンシャル・プランナー)のシュンキャンです。

今回は、オタクなら一度は考えたことがあるであろうテーマ――
「オタク趣味にかけるお金は浪費なのか、それとも自己投資なのか?」
という問いについて、FPとしての視点と、オタクとしての実体験を交えてお話ししていきます。


「浪費」と「自己投資」の違いって?

まずはこの2つの違いを整理しておきましょう。

浪費とは、お金を使った結果として満足感や価値が低かったり、一時的すぎて意味が薄れてしまう支出のこと。
たとえば「なんとなく買ったけど使ってない」「買った直後に後悔した」といったパターンですね。

一方で自己投資は、自分の成長や充実感、将来の幸福につながるような支出のこと。
「これを買ったから前向きになれた」「仕事を頑張ろうと思えた」など、心や行動にポジティブな影響があるものです。


オタク趣味が「自己投資」と言える理由

では、フィギュアや同人誌、課金ガチャやライブ遠征といった支出はどうでしょう?
一見すると浪費に見えがちですが、私は十分に自己投資になり得ると考えています。

その理由を3つに絞ってご紹介します。

心の健康を守る“推し”の存在

社会人として働いていると、日々のストレスや疲れが蓄積していきます。
そんな中で、癒やしや活力をくれる“推し”の存在は、本当にかけがえのない支えになります。

私自身、アニメやゲームの世界に触れることで気持ちがリセットされました。
そしてライブ遠征で聞いた推しのMCの一言や、推しからもらったレスは、今でも心の支えであり、一生の宝物です。

推しがいることで、日常に彩りが生まれ、「また頑張ろう」と思えるようになる。
これはまさに心への投資、メンタルケアだと思っています。

モチベーションと生活の活力になる

「推しのために働く」「次のイベントまでにお金を貯めよう」
そんなふうに、推しがいると生活に前向きな目標ができますよね。

オタク趣味は、日々の暮らしに“張り”や“目的”を与えてくれます。
これは他の趣味にも共通しますが、推しに向かうエネルギーは特に強いものです。

FPの視点から見ても、明確な目的がある人ほど、家計管理や貯金がうまくいきやすいという傾向があります。

人間関係が広がる

オタク趣味をきっかけに、SNSやイベントを通じて知り合いができることも多いですよね。
「同じ作品を語れる仲間」「一緒にライブに行ける友達」がいるだけで、人生が一気に豊かになります。

現代社会は孤独になりがちだからこそ、こうしたつながりはとても大切です。
人間関係のネットワークは、将来のリスクに備える意味でも重要な“社会的資産”になります。


「自己投資」としてオタ活を続けるためのコツ

とはいえ、いくら楽しいからといって無制限にお金を使ってしまえば、それはやはり浪費です。
大切なのは、上手に楽しむ仕組みを作ること。以下の3つが特におすすめです。

● 推し活専用の予算を決める

あらかじめ「推し活費」を決めておくと、気持ちも家計も安定します。

たとえば、「月に3万円までならグッズや課金に使ってOK」といったルールを設定しましょう。
こうすることで、後悔や罪悪感も少なくなり、「自分の中で納得できる支出」がしやすくなります。

● クレジットカード課金は“見える化”を

ガチャや遠征の予約などでクレカを使うことも多いと思いますが、
カード支出は“見えにくくて気づきにくい”というデメリットがあります。

月の終わりにアプリや明細をチェックして、「今月の推し活費はいくらだったか」を可視化するクセをつけましょう。

● グッズ購入は“厳選”して

グッズはどれも魅力的。でも全部買うのは現実的じゃありませんよね。

「このグッズ、数年後も飾っていたいと思える?」と一度立ち止まって考えてみる。
本当に大切なものを選ぶことで、部屋も心もスッキリします。


まとめ:推し活は、心の栄養であり未来への投資

オタク趣味は浪費か、自己投資か――
それは「お金を使った自分に納得できているかどうか」で決まります。

お金を使って気持ちが前向きになり、日々を楽しく過ごせているなら、
それは十分に自己投資ですし、人生にプラスをもたらしてくれるはずです。

「推しのために生きる人生」も、立派な選択肢。
だからこそ、家計を壊さない“工夫と仕組み”をもって、これからも楽しく推していきましょう!


それでは今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう!

— シュンキャン

コメント

タイトルとURLをコピーしました