推し活費はいくらまでが健全?無理しない“オタク家計”の作り方

「気づいたら今月も推し活で赤字……」「推しのためだから仕方ない」と思いつつも、どこかでモヤモヤしていませんか? ライブ・グッズ・遠征・コラボカフェ。どれも尊い時間ですが、気づけば財布が軽くなっている──そんな経験は多くの人に当てはまるはずです。

推し活は心の栄養ですが、お金の使い方を誤ると“推し疲れ”の原因にもなりかねません。 この記事では、FPとしての視点を交えながら「無理しない推し活」のための家計設計を具体的にお伝えします。

推し活費が家計を圧迫しやすい理由

オタクの推し活は、いわば「感情で動く支出」です。イベントの発表は突然、グッズは限定、そしてSNSでは他のファンの消費報告が流れてくる──。理性で抑えるよりも、「今この瞬間を逃したくない!」という気持ちが先に立ちやすいですよね。

ここで覚えておきたいのは、推し活は長距離戦だということ。 1回の出費で満足を得ても、継続的にお金を使いすぎれば、心と家計の両方が疲弊してしまいます。大切なのは、「どれくらい使えば無理なく続けられるか」を自分の中で決めておくことです。

FP的に見る“健全な推し活費”の目安

一般的な家計管理の目安では、趣味・娯楽費は手取り収入の10〜20%以内が理想とされています。

  • 手取り20万円 → 推し活費 2〜4万円
  • 手取り25万円 → 推し活費 2.5〜5万円
  • 手取り30万円 → 推し活費 3〜6万円

この範囲なら、生活費や貯金、将来への備えと両立しやすいバランスです。ただし、ここで重要なのが「借金やリボ払いがある場合」です。

💡 借金やリボ払いがあるときは、推し活よりも返済を優先しよう

もし、クレジットカードのリボ払いや消費者金融の借入があるなら、まずは推し活費を控えて、返済を最優先にしましょう。

リボ払いの金利は年15%前後が一般的です。たとえば10万円をリボで使えば、1年で約1万5,000円ほどの利息が発生します。これはライブチケット+遠征費1回分に相当することが多い金額です。

推し活のためにリボを継続することは、未来の推し活資金を金利で失っているのと同じです。いったん立ち止まり、返済の計画を立てることが、結果的に「長く推しを楽しむ」ための最短ルートになります。

無理しない“オタク家計”の作り方(実践)

① 推し活専用口座 or 積立を作る

給料日直後に、あらかじめ「推し活用」に一定額を自動で移す仕組みを作りましょう。いわゆる“推し貯金”です。別口座に分けるだけで「この範囲内で楽しもう」という心理的な抑止力が働き、急な発表にも慌てず対応できます。

② 固定費を見直して“推し枠”を増やす

「もっと推しに使いたい!」と思ったら、まずは固定費のスリム化を検討しましょう。

  • 使っていないサブスクを整理
  • 通信費や保険のプランを見直す
  • 家賃が高ければ引っ越しを検討(無理のない範囲で)

固定費を月1万円減らせば、そのまま推し活費に充てられます。節約の目的が「推しに回すため」だとモチベーションも保ちやすいです。

③ 推し活予算カレンダーを作る

推し活は突発的な支出が多いので、年間のイベント予定をざっくり可視化しておくと家計管理が安定します。

例:

  • 春:ライブツアー(遠征費の積立を開始)
  • 夏:コラボカフェ・新グッズ発売
  • 秋:アニメ放送・円盤予約
  • 冬:コミケ・年末イベント

このように大きな支出を事前に分散しておくことで、今月の支出を過度に圧迫せずに済みます。

無理を感じたら「優先順位の棚卸し」を

推し活を続けていると、「全部追いたい!」という気持ちになるのは当然です。しかし、すべてを完璧にこなす必要はありません。

具体的な対応例:

  • 現地参戦を配信参戦に切り替える
  • グッズは「本当に欲しいもの」だけに絞る
  • 仲間とグッズを分け合ったり、交換で楽しむ

これらは決して「諦め」ではなく、長く推しを応援するための賢い選択です。家計と心の余裕があってこそ、推し活はもっと楽しめます。

まとめ:推しを守るには、まず自分の家計を守ろう

  1. 推し活費の目安は「手取りの10〜20%」を目安にする。
  2. 借金やリボ払いがある場合は、まず完済を最優先に。金利負担は長期的に見て大きい。
  3. 推し専用口座・積立で支出をコントロールする。
  4. 固定費の見直しで“推し枠”を生み出す。
  5. 無理なく長く応援できる選択(配信・選別・共有)を取り入れる。

推し活は「お金を使うこと」が目的ではありません。推しを通して日々を楽しく過ごすための手段です。そのためにも、まずは自分の生活基盤を整え、心と財布に余裕を作ってから応援を続けましょう。

それでは今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう!

— シュンキャン

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