こんにちは。40代独身オタク兼FP(ファイナンシャル・プランナー)のシュンキャンです。
みなさん、毎月の「推し活費」、きちんと把握していますか?チケット代、グッズ代、交通費、配信課金……気づけばお給料のかなりの割合を占めていた、なんてこともありますよね。
今回は、FPの視点から「無理せず・楽しく推し活を続けるための予算管理法」を紹介します。実際に使える“推し活予算テンプレート”も作りましたので、ぜひ参考にしてみてください!
推し活費を“見える化”する理由
推し活は「趣味」ではなく、「生きがい」になっている人も多いと思います。ですが、お金の流れを“なんとなく”で済ませてしまうと、気づかぬうちに家計が圧迫されてしまうこともあります。
推し活を長く続けるためには、「感情」ではなく「数字」で把握することが大切です。
推し活は「削る」ものではなく、「計画する」もの。
自分がどれくらい推しにお金を使っているかを見える化することで、罪悪感なくお金を使えるようになります。
“推し活予算”をどう考えるか
家計の本などを見ると、「手取りの○%以内に抑えましょう」といった目安がよく出てきます。しかし、推し活の場合、それをそのまま当てはめるのはあまり現実的ではありません。
なぜなら、人によって生活費・固定費・将来への備えが全く違うからです。
FPとして私が伝えたいのは、こういう考え方です。
「推し活にいくら使うか」ではなく、
「推し活に使っても安心できる家計をどう作るか」を考える。
割合ではなく、自分の収入やライフプランから逆算して考えるのが大事。つまり、「いくら使うか」よりも、「どう使うか、どう備えるか」を意識してほしいのです。
推し活予算テンプレート(サンプル付き)
ここで紹介するテンプレートは、Excelや手帳でもすぐ使えるシンプルなものです。
| 月 | チケット代 | グッズ代 | 遠征費 | 課金 | 合計 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | ¥15,000 | ¥5,000 | ¥10,000 | ¥3,000 | ¥33,000 | 新年イベント |
| 2月 | ¥0 | ¥8,000 | ¥0 | ¥2,000 | ¥10,000 | グッズ再販 |
| 3月 | ¥25,000 | ¥10,000 | ¥20,000 | ¥0 | ¥55,000 | ライブ遠征 |
テンプレートの使い方
- まずは「今の収入」から、生活費・貯蓄・固定費を引いて“自由に使えるお金”を確認。
- その中で推し活費を割り当てる。
- 年間イベント予定をざっくり把握して、月ごとの偏りを調整する。
“推し活貯金”を作っておくのもおすすめです。たとえば、毎月5,000円ずつ別口座に積み立てておくと、突然のイベントや再販にも慌てず対応できます。
予算オーバーした時の見直し方
もし予算をオーバーしてしまっても、自分を責める必要はありません。大事なのは、「どこで」「なぜ」オーバーしたかを振り返ることです。翌月以降で調整したり、支出の優先順位を見直したりすることで、長期的にはバランスが取れます。
- イベントが多かった月は、翌月を“静養月”にする
- 家計簿に“満足度”欄をつけて、「使って良かったお金」を可視化する
- 「我慢」ではなく「調整」でコントロールする
FPが伝えたい“推し活を長く続けるマインド”
推し活は、人生を豊かにする最高の自己投資です。だからこそ、「今の幸せ」と「未来の安心」を両立させてほしい。
大事なのは“いくら使うか”でも“何%使うか”でもなく、
自分でしっかり計画を立てて、納得して使うこと。
推し活を続ける力は、お金の使い方を見つめ直すきっかけにもなります。そして、その計画性こそが、推しへの愛を“長く続ける力”になります。
まとめ
推し活予算を立てることは、お金を制限するためではなく、自分の人生を「安心して楽しむ」ための準備です。推しを想う気持ちを、無理せず、計画的に続けていきましょう。
それでは今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう!
— シュンキャン

コメント