推しに課金する前に読んで!オタクのための“生活費優先”マネープラン
こんにちは。40代独身オタク兼FP(ファイナンシャル・プランナー)のシュンキャンです。
「今月の生活費がギリギリ…でも推しのグッズだけは買いたい」
「クレカの支払い額、見るのが怖い…」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
社会人オタクにとって、推し活は大切な“心の栄養”。
でも、推し費が積み重なることで、将来への不安や生活の圧迫感を感じてしまうのもまた現実です。
今回は、推し活を我慢しすぎず、それでいて生活を圧迫しない、
オタクのための「生活費優先マネープラン」の考え方をお伝えします。
1. 推し費は「生活費」じゃないと認識しよう
まず最初に大事なのは、推しに使うお金=生活必需費ではない、という認識を持つことです。
- 家賃
- 光熱費
- 食費
- 通信費(スマホ代など)
これらが「絶対に必要な固定費・生活費」。
一方、推しに使うお金は「趣味・娯楽費」として扱うべき項目です。
「生活費が足りないけど、グッズは買った」
この状態が続くと、やがて推し活そのものが“罪悪感”や“後悔”の元になってしまうことも…。
まずは冷静に、推し費はあくまで“余剰資金の中で使うもの”だという前提を持ちましょう。
2. 月に使っていい“推し費上限”を決める
推しにお金を使うな、という話ではありません。
大事なのは「どこまでなら安心して使えるか」を可視化することです。
たとえば、月の手取りが25万円の場合…
- 生活固定費:18万円(家賃、食費、光熱費など)
- 貯金:2万円
- 予備費(交際費・医療費など):2万円
- 残り3万円 → 推し費の上限
この「3万円」の中で、グッズ・イベント・課金などの優先順位をつけていくのがポイントです。
予算を決めれば、罪悪感なく課金できる!
無計画に使って後悔するより、「今月はここまで!」と決めておく方が、精神的にも安心です。
3. 推し費を「固定費」と「流動費」に分けて管理する
推し費の中でも、次のように分けて管理するとスッキリします。
● 推しの“固定費”
- ファンクラブ年会費
- サブスク(アニメ配信、音楽アプリなど)
- 定期購読の雑誌や漫画
これらは“必ずかかる”前提なので、毎月の予算に組み込んでおきましょう。
● 推しの“流動費”
- ガチャ課金、通販、コラボカフェ、グッズ、現場遠征費など
これらは「都度変動する出費」なので、月の予算から調整可能です。
あらかじめ、「今月は現場があるから通販は控える」といった選択がしやすくなります。
4. クレジットカードの“翌月請求”に要注意!
オタクの敵、それは「使った感覚のない支出」です。
- ポチった瞬間は幸せ
- 翌月、カードの請求で絶望
このパターン、誰しも一度は経験があるのでは?
推し費をクレカで支払う場合は、「請求月ベース」で家計簿を管理するクセをつけましょう。
「今月はまだお金使ってないし♪」と思っていたら、翌月に1万円以上の請求がくる…という罠を防げます。
5. 「推し費のための貯金」を作る
イベント遠征や大型課金(周年、ライブ円盤など)がある場合、月ごとの支出だけでは賄えません。
そこで活用したいのが、“推し費専用の積立口座”です。
- 毎月3,000円〜5,000円でもOK
- 特別支出の備えができる
- クレカ一括に頼らずに済む
推しのための貯金なら、モチベも保ちやすいですし、いざという時に「無理なく全力で課金できる」安心感も得られます。
まとめ:推し活は、“安心できる範囲”でこそ長く楽しめる!
推しへのお金の使い方に、正解・不正解はありません。
でも、生活費を削ってまで続ける推し活は、自分を疲弊させてしまう可能性もあります。
- 推し費は生活費とは分けて考える
- 予算を決めて「安心して課金できる」状態を作る
- 固定費・流動費で優先順位をつける
- クレカ支払いの管理を徹底する
- “推し貯金”で未来の自分を助ける
これらの工夫で、あなたの推し活はもっと穏やかに、もっと持続的なものになります。
「お金がないけど、推しには全力」より、
「ちゃんとお金も管理して、長く推し続けられる自分」の方が、絶対に強い。
無理せず、でも情熱はそのままに。
推し活と暮らしのバランス、少しずつ整えていきましょう!
それでは今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう!
— シュンキャン
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